多種多様な個性あふれるお雛様

二十四節気では、12月22日を過ぎたころを「冬至（とうじ）」といい、一年で最も昼が短く、夜が長いとされています。
今年は12月に入ってからもあたたかい日が続いていましたが、急に寒さが増し、本格的な冬の始まりを感じます。
そんな中、早くもWISE・WISE tools Online Shopにはお雛様が届きました。
島根県からは天然木を生かした轆轤挽きによる立雛、奈良県からは伝統的な一刀彫と華やかな絵付けが目を引く飾雛や立雛、鳥取県からは宙吹きにより色彩豊かなガラス雛、東京都からはあたたかみのある質感とフォルムの陶製のお雛様、神奈川県からはキルンワーク（パート・ド・ヴェール）から生まれた柔らかな印象のガラス雛が集まりました。

大切なご家族やご自分への贈りものとして、
思いのこもったお雛様を見つけてみてはいかがでしょうか。

We WISE・WISE tools Online Store has just received a variety of hina-doll works as previous years. They include:
wheel-thrown standing dolls made of natural wood from Shimane Prefecture, dolls made by traditional Itto-bori technique (carving by one chisel) with eye-catching gorgeous paintings – “dan-kazari (hina-dolls arranged in tiers)” and standing dolls, from Nara Prefecture, colorful glass dolls made by air-blowing from Tottori Prefecture, ceramic dolls with warm texture and form from Tokyo, and soft-looking glass hina dolls by kiln work (Pâte de verre (Paste of Glass Technique)) from Kanagawa Prefecture.
Why don’t you find hina dolls filled with your feelings as a gift for your family or yourself?

天然木の木肌を生かした立雛

島根県の山間部に生まれた松谷伸吉さんと、妻ちどりさんによる雛人形。
轆轤で形を挽き、顔や衣装を手で描いていきます。
椿や黒柿など天然木ならではの、木肌の味わいや手触りを楽しみながら、年月をかけて深い艶と色合いが増していく作品です。会津木綿の特製毛氈が付属します。
木肌のデザインや木目、表情などは一つとして同じものはありません。
ぜひ手仕事ならでは味わいをお愉しみください。

1点1点施される細やかな装飾

桐の白木を1点1点手で削り、絵付けを施す独自の技法で制作されたお雛様。
木肌をそのまま生かして彫刻刀で彫られた、経年変化も愉しめる作品です。
ご両親と共に雛人形の制作をされている松谷さん。
仙台市に生まれ、東京にて桐木彫と胡粉（ごふん）仕上げによる人形制作を学び、現在は出雲市にて、白木を1点1点手で削り、絵付けを施す独自の技法で制作をされています。
清佳さんの作品を販売されている店舗名は“じくの店”と言い、“じく”とは松谷さんの幼少の頃からのあだ名で、“じっくり”が由来。
丁寧に丁寧に、じっくり作られたお雛様です。

鮮やかな色使いの華やかな段飾雛

平安時代を起源とし、伝統を守りながら、時代に合わせて形を変えて、愛されて続けてきた奈良一刀彫人形。大切な節目の時を、奈良の雅な文化が育んだ格式ある手仕事で彩ります。
一刀彫という伝統技法の“省略の美しさ”に面白さ感じるという神泉さん。緻密な彩色が乗ることで、立体感が生まれる。そのバランスの美しさを追求されています。
「触ったときにほっと安心できるような、今の時代に明るく可愛らしく寄り添えるものを作りたい。」という想いの通り、女性らしい柔らかさを備えた作品が特徴です。

彩り豊かに配色されたガラスのおひなさま

自由で伸びやかな、優しいフォルムの宙吹きガラスを制作されるガラス作家 大家具子さんの作品。
型を用いず、息と手を使って、ガラスという素材自体の自然な魅力を引き出します。
ぽってりとした丸いフォルムにカラフルな色合いがおしゃれな大家さんのおひなさま。
モダンなデザインなのでお部屋の雰囲気を壊すことなく、そっと馴染んでくれます。
“常に生活の中で使うことを意識して、道具としての使いやすさを大切にして形を考えている。”という大家さん。
この季節だけの特別な作品です。

ふわりとした色彩と細やかな表現

“私の作品を眺めること、使うことが、日々の暮らしのささやかな楽しみになってくれたら・・”という想いでキルンワークでガラス作品を制作されている石川さん。
動物や植物の生きる姿に、自然な時の流れを感じ、いつしか「生きもの達」をモチーフにするようになったそう。
ふわりとした色彩と、細やかな表現の作品は、手に取った人に笑顔を届けます。
キルンワーク（パート・ド・ヴェール）の技法にて制作された1点もののお雛様。
お雛様もお内裏様も、着物の袂がふわっと舞い上がったようなデザインが特徴です。