WISE・WISE の家具 Fairwood furniture

フェアウッド家具 / 東京都  WISE・WISE / Tokyo
1996年 株式会社ワイス・ワイス設立
2007年 「WISE WISE tools」を東京ミッドタウンにオープン
2009年 グリーンプロジェクトを掲げる。 グリーンカンパニー宣言(四つの約束)/産地の森林を守り、環境に考慮した企業活動を社会に約束する  
2019年 全国の国産材・地域材調達ネットワークを確立。
全都道府県の地域材調達が可能に。100%フェアウッド、80%国産材使用達成。


森と人をつなぐ「フェアウッド」を、常識に。/Philosophy of WISE・WISE 私たちは「違法伐採の可能性がある木材」はいっさい扱わず、トレーサビリティが明らかな「フェアウッド」のみを家具づくりに使用すると決めました。

12年前、私たちは知りませんでした。
違法伐採が、熱帯雨林に住むオランウータンたちの命を奪っているということを。
間接的とはいえ、その行為に、私たちが加担していたということを。
その積み重ねが、地球規模の環境破壊を招いているということを。
目の前にある椅子に使われている木材、それがどこからやって来た「木」なのか、そんなことさえ知らないままに、私たちは過去、家具づくりを行っていました。

2009年、私たちはグリーンプロジェクトをと宣言。
『地球環境や子どもたちのことを考えた家具のづくりへ』
全ての企業活動に貫く4つの約束を掲げました。

1 森を壊さず、豊かな森を育てます。
2 長期使用にこだわります。
3 安全な材料を選び、健康に配慮します。
4 環境負荷削減に取り組みます。

この4つの約束は、お客様・社会との約束として、今も常に大切にしています。
『大切なことに「気づく」、それで終わらせない。大切なことを「築く」、それを始める。』
どんなにデザインの良い椅子でも、その木のルーツ次第では、「座り心地」というものは変わってくる。
「なんの木? 」を気にするくらい、「どこの木?」も気にする社会になりますように。
森と人をつなぐ「フェアウッド」を、常識に。 それが、私たちワイス・ワイスの使命です。

フェアウッドとは何か?/What is Fairwood? 「フェアウッド」を直訳すれば「正しい木」。
伐採地の美しい森や、地域の人々と共にある木材のことです。
違法伐採ではない合法な木材、行き場のない古材・廃材を再利用した木製品、繋がりのある森林から生産された、国産材・地域材を使用していくこと。
ワイス・ワイスはフェアウッドを通して、豊かな社会と美しい森を次世代に届けます。

ワイス・ワイスのトレーサビリティ/WISE・WISE Traceability 「繋がっていること」こそが、ワイス・ワイスのトレーサビリティ。
「フェアウッド」を常識にしていくための大切な第一歩がトレーサビリティです。
トレーサビリティとは、日本語で言うと「追跡可能性」。
家具に使われている木が、どこからやって来たのか。
誰が製材し、誰が加工しているのか。
家具というかたちになるまでのプロセスを追跡可能な状況にすることを言います。
もちろんこれらのプロセスは、証明書といった書類でも明らかにすることはできますが、ワイス・ワイスは山へ直接足を運び、地域の人たち、森を育てる人たち、職人たちと会い、現場で丁寧に「自然と人」「人と人」の関係を築いていくことにこだわっています。

Fairwood Story/日本の森をつくる家具。 日本全国には魅力的な木材が豊富にあります。
それぞれの地域の木材を活かすということは、それぞれの地域の豊かな森を健全に守り育てていくということに繋がる。
そして「森をつくる家具」は、様々な「自然と人」「人と人」の繋がりをも生み出してくれる。
一つひとつの家具に、大切なストーリーがあります。

STORY1/KURIKOMA
被災地・宮城、栗駒山麓の杉の木。
椅子材には不向きと言われる杉の木。
この杉が「やさしい椅子」に姿を変え、そして、地元の「雇用」を生む。

STORY2/MOROTSUKA
宮崎県諸塚村のどんぐりの木。
太くなり過ぎて、椎茸栽培のホダ木として活用できなくなったこの木が、「諸塚の森を再生する家具」へと生まれ変わる。

STORY3/AKI
北東北のクリの木。
「パルプチップ」にされ、高級トイレットペーパーになっていた。
このクリの木をきっかけに、新生AKIは誕生した。
AKIシリーズのダイニングセットを10年以上使っています。
始めて購入した無垢の木のテーブルは人生のストーリーと同じように、傷やへこみも味となり、時が刻まれているように感じます。
デザインがシンプルなため、他の家具や流行に左右されません。
シールや貼りものでない、本物の木でつくられた家具を取り入れてみてはいかがでしょうか?
プレス・根津店店長 上田